「トウモロコシ麺試食会」が開催されました。

2011/5/23

開発したトウモロコシ麺はゆで時間が短く伸びにくい、
と製麺開発者!

アメリカ穀物協会主催による「トウモロコシ麺試食会」が2011年5月17日、ヘルスプラニング・ムナカタ(渋谷)で開催された。フードレポーター、製麺・製粉関係者らが出席し、トウモロコシの粉「コーンフラワー・リダクション」を2割配合して製麺されたコーン麺によるつけ麺(つめたい麺)、焼きそば、そしてラーメン(温かい麺)の味を楽しんだ。トウモロコシ麺は同協会が(社)日本コーングリッツ協会や関係各社と共に開発を進めていたもの。会場では国内コーングリッツメーカー㈱サニーメイズがトウモロコシ粉について解説し、製麺会社である「むらめん株式会社」から逸見直樹業販部長が開発の経緯を説明した。コーンフラワー5割や3割の配合では切れやすい麺であったが、コーンフラワー・リダクションというタイプの粉2割小麦粉8割小麦グルテン6%の配合では、ゆで時間が通常の麺より短くてちょうど良い固さでわずかにトウモロコシの味・香りが感じられる麺が出来、商品化可能な品質であると報告した。また製麺業者や自家製麺ラーメン店ではコーンフラワー・リダクションを2割配合するコストメリットが歓迎されるであろう、小麦グルテンの代わりにトウモロコシのアルファ・グリッツという新しい粉を使用すれば更に優れたコストメリットにつながる可能性があると述べた。

試食会では、麺にほんのりトウモロコシの甘さが出る点と、時間が経過しても麺がのびにくい特徴について確認された。トウモロコシの香りについては好き嫌いが分かれた。

アメリカ穀物協会では東京近辺の自家製麺ラーメン店へコーン麺サンプルとパンフレットをクール便で送り、この独創性に富んだ麺によるメニュー開発に意欲を持つラーメン店には試作用コーンフラワーを提供する、として呼びかけている。

お問い合わせ先:トウモロコシ麺開発事務局
(有)スタッフブレーン ℡:03-5456-1192

corn noodle may 17 2011 032

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