DDGS情報 第118号を掲載

2023/12/20

DDGS情報第118号

今回のDDGS情報では、Journal of Dairy Scienceの最新号に掲載された新しいトウモロコシ発酵たん白質(HPCoP)の乳牛用たん白質原料としての利用性に関する文献をご紹介します。この文献によると、HPCoPの粗たん白質(CP)含量は52.4%で、産乳成績等からも加熱褐変処理大豆粕と同様に利用できるとしています。

なお、この文献では、HPCoPと記載されていますが、「トウモロコシを原料としたエタノール発酵後に繊維画分の分離やたん白質と発酵時に使用されている酵母の濃縮などの新たな工程を用いて製造」と記載されていることから、協会発行の「トウモロコシ発酵たん白質(CFP)とその他の新しいトウモロコシ併産物の飼料原料としての利用に関するユーザーズガイド」中の「機械的に分離されたCFP(Corn Fermented Protein Mechanically Separated)」を指しているものと思われます。

 

【文献】AL. Carrollら:高たん白質のトウモロコシ併産物の給与量を増加させた場合の乳牛におけるエネルギーおよび窒素の利用性(Energy and nitrogen utilization of lactating dairy cattle fed increasing inclusion of a high-protein processed corn coproduct), Journal of Dairy Science, 106 (12), 8809-8820 (2023)

DDGS No.118.pdf
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