2015/2/17
ニュースレターのページに、DDGS情報 第58号を掲載しました。
DDGS情報第58号
今回のDDGS情報では、Journal of Animal Scienceの2015年1月号に掲載された過度に酸化が進んだDDGSを30%配合した飼料を哺乳子豚に給与した場合の影響について検討した文献をご紹介します。この文献では、哺乳子豚に過度に酸化が進んだDDGSを給与しても、過酸化脂質摂取に由来する悪影響は発現せず、過酸化脂質摂取による悪影響を緩和するために添加したビタミンEの効果も見られなかったことから、著者らは含硫アミノ酸あるいはDDGS中に存在する抗酸化作用を示す何らかの物質が過酸化脂質摂取による悪影響を緩和している可能性があるのではと推察しています。
【文献】A. R. Hansonら:母豚と哺乳子豚への酸化が進んだDDGSの給与が哺乳子豚の発育と代謝的酸化状態への影響(Effect of feeding peroxidized dried distillers grains with solubles to sows and progeny on growth performance and metabolic oxidative status of nursery pigs)、Journal of Animal Science, 93, pp. 135 – 146 (2015)
DDGS No.58