DDGS情報 第104号を掲載

2020/10/13

ニュースレターのページに、DDGS情報 第104号を掲載しました。

DDGS情報第104号

 

今回のDDGS情報では、Poultry Science誌の最新号に掲載されたDDGSにおけるアミノ酸の標準化された回腸消化率(SID-AA)の推定に関する文献をご紹介します。これまで、DDGS中の繊維分画(酸性デタージェント繊維や総食物繊維等)を変数とした推定式に関する報告が行われていいますが、この文献では、DDGS中にカビ毒が含まれている場合、SID-AAに有意な負の影響があることを示しています。なお、本文献によると、中国におけるカビ毒の基準値はアフラトキシンB1では50 ppb、デオキシニバレノールでは5 ppm、ゼアラレノンでは1.5 ppmとされており、わが国の管理基準(アフラトキシンB1:10 ppb、デオキシニバレノール:1 ppm、ゼアラレノン:1 ppm)とはやや異なるようです。

 

【文献】H. Wangら:ブロイラー鶏におけるトウモロコシDDGSの標準化された回腸アミノ酸消化率とその予測(Determination and prediction of standardized ileal amino acid digestibility of corn distillers dried grains with solubles in broiler chickens). Poultry Science, 99, 4990-4997 (2020)

DDGS No.104.pdf
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